アルミ鋳造·機械加工ソリューション

ブロック材から削り出して、任意の形状を製作する切削加工に対し、砂型鋳造は、鋳物砂で鋳型を作り、溶融金属を型に流し込んで冷やして固める加工法です。そのため、1個・2個の製作の場合は、切削加工の方がコストとリードタイム面で優位性がありますが、砂型鋳造にすることで、3個以上でリードタイムの短縮を、5個以上になるとコストダウンも実現できる場合が非常に多いです。（左下図参照）

また、「鋳造に変換した場合の、最適な材質や鋳物に適した形状が分からないので、図面の相談に乗ってほしい」といったご相談にも対応可能です。当社では、木型の型割り、抜け勾配の設置や鋳造シミュレーションなどのCAD業務も日々対応しており、熟練のCAD作業者がおりますので、最適な図面のサポートができます。また、切削から鋳造に工法転換した事例が多数あり、最適な材質のご提案もいたします。

一般的に砂型鋳造は精度が低いと考えられていますが、当社では、高精度に鋳造するのはもちろんのこと、鋳造後に後加工することで、切削加工と変わらない精度を実現することが可能です。三次元測定機を2台保有し、設備面での品質管理体制も万全を期しています。

また、鋳造特有の品質不良「鋳造欠陥」に対しても、鋳造欠陥シミュレーションを事前に行い、欠陥の発生を想定して最適な鋳造方案を決定するなど、鋳造欠陥が発生しない体制を整えています。

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切削加工で複数部品を製作し、ビス・ボルトを用いて組み立てたり、溶接で接合する製品が数多く存在します。その際、組立作業や溶接作業が発生することで、工数増加によるコスト上昇が問題となります。また、部品点数の増加もコスト上昇に繋がります。さらに、締結箇所・溶接箇所を余分に設ける必要があり、部品サイズが大きくなる分、部品重量が重くなる傾向があります。

複数の切削品を、砂型鋳造で一体物として成形することで、これらの問題を回避し、軽量化・リードタイムの短縮・コストダウンを実現することができます。一体化実績が数多くございますので、お気軽にお問い合わせください。