アルミ鋳物の不良率を80％→10％未満に改善｜鋳造欠陥の解決事例

鋳造は、鋳造欠陥と呼ばれる不良が発生することが多く、鋳物の調達で不良率が多く困っている方も多いのではないでしょうか。

アルミ鋳造・機械加工ソリューションを運営しているカルモ鋳工では、他社で発生していた鋳造欠陥の課題を解決した実績が100件以上あり、鋳造欠陥を防止する万全な体制を整えています。

こちらの記事では、実際に不良率が高く困っていたお客様からご相談をいただき、解決できた事例をご紹介いたします。

ある大手機械メーカー様で、アルミ鋳造を他社に委託し、自社で後加工をされていました。しかし、加工時に不良が発覚することが多く、その不良率は8割を超えていました。残りの2割をなんとか加工していましたが、工程も乱れて、限界になっていました。

他の鋳造メーカーにも依頼を試みられたようですが、非常に複雑で難易度の高い製品だったため、上手くいかず困っていたところ、Webサイトで当サイト「アルミ鋳造・機械加工ソリューション」を見つけ、ご相談をいただきました。

その大手機械メーカー様の加工工程が乱れており、納期遅れが慢性化していたため、現行の型で立ち上げてほしい、というご要望でした。最初に製作をしたところ、不良率を一気に2割程度まで抑えることができました。

その後も、継続的に改善を重ね、具体的には、中子の砂を変更したり、金型の塗型の方法を確立させたりしました。その結果、現在では不良率を1割未満まで抑えることができており、お客様から喜びのお声をいただいております。

その他にも、当社では鋳造欠陥を解決した事例が多数ございます。こちらでは、その中から3つご紹介いたします。

こちらは、鋳物の表面の加工面積が約9割であるため巣不良でお困りになっていたお客様からご依頼を頂きました。

ピンホール不良であったため、溶解品質と鋳砂のガスの対策が有効と判断しました。試作を行い、無事、安定した品質で量産化しました。

こちらは、他社で不良率が30%と高く、お困りになっていたお客様からご依頼を受け、弊社に移管頂いた製品です。

製品が全体的に肉厚3ｍｍと薄い為、鋳造時には湯回り不良、熱処理の際に歪み、機械加工の際には薄肉部のビビリ発生と、問題が多い製品でした。

社内で木型から鋳造、機械加工までの前後工程で協力しながらひとつひとつ問題を解決し、品質を作り込み、不良ゼロで対応出来ております。

こちらは、介在物の混入により、そこから鋳肌不良でお困りになっていたお客様からご依頼を受け、他社から移管されてきた製品です。

鋳造時の介在物の混入による不良であったため、砂落ちが無いように配慮した鋳造方案にしたり、塗型を工夫したりと、入念に対策を実施し、解決いたしました。

いかがでしたでしょうか。当社では、鋳造欠陥を防止する万全な体制を整えています。お気軽にご相談ください。

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