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技術コラム

アルミ鋳物の薄肉化 最薄1mmまで可能

アルミ鋳物において、「もっと薄肉にできないか?」というご相談をよくいただきます。そこで、こちらの記事では、最薄1mm(局部)を実現できる当社が、アルミ鋳物の薄肉化の概要と、実際の製品事例をご紹介いたします。

アルミ鋳物において、薄肉化が求められる背景

アルミ鋳物において、薄肉化が求められる背景には、「製品を軽量化したい」というニーズがあります。アルミ鋳物を軽量化する方法として最も一般的なのが、製品の肉厚を薄くすること(薄肉化)であることから、薄肉化が求められるようになっています。(アルミ鋳物に限らず、鋳鉄や、ダイカスト品でも薄肉化が求められています。)

特に最近は、EV化が進行する自動車業界において、この軽量化ニーズは飛躍的に高まっています。というのも、電動モーターで駆動するEVは、モーターの重量が重いため、その分車体重量を軽くしなければ走行可能距離が短くなってしまうためです。

また、自動車以外の様々な産業機器・装置においても、軽量化することで省エネに繋がるため、軽量化ニーズが高まっています。

アルミ鋳物を薄肉にする際の課題

薄肉化が求められる背景についてご紹介いたしましたが、アルミ鋳物を薄肉にすると、湯流れが悪くなり、湯回り不良という鋳造欠陥が生じやすいという課題があります。

例えば、肉厚5mmの鋳物と肉厚3mmの鋳物を比較した場合、3mmの方が凝固速度が約1.5以上速いです。そのため、溶融金属が速く固まり、湯流れが悪くなってしまいます。

また、鋳物のサイズが大きければ大きいほど、湯廻り不良は発生しやすくなります。

*湯回り不良とは、溶融金属が鋳型内を完全に充満できずに、鋳物表面が欠けるなど形状が不完全になることです。

>>湯回り不良について詳しくはこちら

当社の薄肉技術

当社では、湯廻り不良を回避するために、以下のような対策を行っています。

・流動性の高い塗型を使用して、湯回りをよくしている。
・減圧鋳造/吸引鋳造(薄肉部を減圧)をすることで、薄肉部に溶湯が回りやすると同時に、ガスを逃がすことで、湯回り不良とガス欠陥を防止している。

また、下記のような工夫をすることで、当社では、局部を最薄1mm、全体を最薄1.5mmまで薄肉化することが可能です(形状によります)。

・木型を3D CADで製作しているため、精度の高い木型を製作できる。
・粒度の細かい砂を使用し砂型の面粗度・寸法精度をよくしている。

アルミ鋳物の薄肉化のことなら、アルミ鋳造・機械加工ソリューションにお任せください!

いかがでしたでしょうか。当社では、局部を最薄1mm、全体を最薄1.5mmまで薄肉化することが可能です(形状によります)。

アルミ鋳物において「もっと薄肉化したい!」といったことがございましたら、是非当社にご相談ください。

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