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技術コラム

輸送機器部品のアルミ鋳物 高精度 切削加工

当社は、1944年に創業したアルミ・銅合金の鋳造と切削加工業です。当社鋳造品の切削加工だけではなく、支給品のアルミ鋳物の加工も対応しており、5軸加工機による短納期・高精度加工を得意としています。

こちらの記事では、高精度が求められるアルミ鋳物加工事例について、ある輸送機器の精密機械メーカー様との取引を絡めてご紹介いたします。

ある輸送機器の精密機械メーカー様との取引の歴史

その輸送機器の精密機械メーカー様とのお取引が始まったのは、2008年の商談会がきっかけでした。それから、鋳物加工の発注をいただくようになりました。最初は、年間30個程度から始まり、2015年には年間で400個程度納品をさせていただいておりました。

転機を迎えたのが2016年夏頃でした。当時、その精密機械メーカー様が鋳物加工を発注されていた別の企業様の対応がよくないとのことで、転注のご依頼をいただきました。社内の体制を大きく変える必要がありましたが、お客様が大変困られていたこと、また、普段から品質の改善に協力をいただいていたことなどから「当社が対応しないといけない」という強い思いのもと、全社で取り組みました。その結果、今では年間で1,500個もの加工依頼をいただけるようになっています。

今回この記事を作成するにあたり、当時なぜ当社に転注いただいたのかお伺いしたところ、「カルモ鋳工さん(アルミ鋳造・機械加工ソリューション)は、ISO9001や、JISQ 9100を取得しており、品質管理体制がしっかりしていて安心できるからかな。納期も柔軟に対応してくれ、こちらが無理なお願いをしてもなんとか間に合わせようとしてくれるからだ」というお言葉をいただきました。

実際の製品事例

輸送機器向け 制御装置部品

こちらは、実際に精密機械メーカー様から、依頼いただいた製品事例です。鋳物をご支給いただき、当社では機械加工と検査を行っています。

Φ42の径がテーパになっており、専用の工具を製作すると高価になってしまい、また、工具が出来上がるまで時間がかかってしまいます。そこで、コストとリードタイムを抑えるため、CAMで加工プログラムを作成しました。

25/1000の公差幅に対して、20/1000の精度で対応できています。

>>製品事例の詳細はこちら

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いかがでしたでしょうか。当社は、アルミ鋳物の高精度加工を得意としており、幾何公差±0.03の実績が多数ございます。もちろん、鋳造からの一貫対応も可能です。お気軽にご相談ください。

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